<藤野美由紀 連載企画 第4回>FUNK&SOULから演奏上達のヒントを探そう!【番外編】〜 私がJodyJazzを選んだ理由

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<藤野美由紀 連載企画 第4回>FUNK&SOULから演奏上達のヒントを探そう!【番外編】〜 私がJodyJazzを選んだ理由

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↑ 9月4日(水)高円寺JIROKICHIにて

みなさんこんにちは!今回は少し路線を変えて、今私が使用しているマウスピースについて紹介したいと思います!

私がJody Jazzを選んだ理由

マウスピースって、「サックスの顔」に相当するものだと思うんです。その顔選びって自分が奏でる音楽の看板になるわけですから、かなり重要な部分だといえますよね。もちろんリードもそうなのですが、今日はなぜ私がJody Jazzのマウスピースを選んだのか…。その辺についてお話ししていきたいと思います。

私はこのマウスピース一択

パワフルかつ豊かな音色を実現するなら私はこのマウスピース一択ひと言で言うならこんな感じです。

JodyJazzマウスピースとの出会いは2019年。当時私は、ファンキーミュージックに必要なパワーと、ソウルミュージックに必要な色気のある音色が出る2色パンのような?マウスピースを探していました。

ちょうどその頃、台湾のサックスメーカーPモーリアの楽器の購入を検討していたタイミングだったので、それに合うマウスピースを探す為に、アメリカのアナハイムで毎年行われている世界最大の楽器展示祭NAMM SHOWに行きました。

これ!これです!

「このアメリカ生まれのJodyJazzマウスピースはこれから日本でもガンガン流行って行くと思うよ」と言う話を耳にして、更に興味を持つようになりました。

そんなNAMMSHOW開催期間中の夜、JodyJazz主催のライブパーティがあるから一緒に行かないか?と島村楽器の廣瀬社長からお誘いを頂きました。そこには、カーク・ウェイラムや、トム・スコットなどの錚々たるメンバーが、みんなでJodyJazzを鳴らしまくっているわけですよ。そして同じメーカーのマウスピースを使っているのに、それぞれの個性が生きていて、マイクノリも良く、パワフルそしてセクシーに鳴り響き、私はあっという間に虜になりました。

「これ!これです!絶対試奏したい!」そう思い、帰国後にいくつかの種類を試奏させて頂き、これだ!と思ったのがSuperJetです。

SUPER JET

そもそもJody社長が直々に「君はこれがいいんじゃないか?」と推薦してくれていたのだけれど、その読みはドンピシャで、ファンクも演奏出来るけれど、ソウルフルなバラードもとても綺麗な音色が出ると言うことを実感しました。「息を吹き込むと音の立ち上がりも良く、低音から高音までのバランスがとても良い。音の深みとパワーが共存していて、表現力の幅が広がる感じ!まさに求めていた音色だ」と大喜びして以来、このマウスピース一択となったわけです。

あの出会いから5年が経ちましたが、今も全く気持ちは変わらず、どんどん深みのある音に成長してくれているので、ライブをやる度にその音色作りにワクワクします。あの日のアナハイムでのライブパーティで聴いたJodyJazzの音色達が、ずっと私の心に残っているのです・・・。

さて今回はいつもと少し違う切り口でのお話しでしたが、次回はまた奥深いファンク&ソウルの世界について書きたいと思います。

これまでのお話し

この記事を書いたのは・・・

藤野 美由紀(ふじの みゆき)

FUNKY SAX PLAYER。

FUNK,SOUL系を中心とするサックス奏者。
自身のバンドと、音楽プロジェクトや、サックススクールを運営。
CDリリースや出演、スタジオワーク、音楽関係の本の制作や執筆など。
【Candy Dulfer Master Book】【Funk&Soul】【Disco&Soul】の著者

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