憧れのマイ楽器。
今回は「そもそもなんでマイ楽器が必要なの?」という、初心者や楽器購入を検討されている方にむけて、楽器を買う前に知ってほしい事をご紹介します!
この記事はこんな方におすすめ
・これからクラリネットを始める方
・「なんでマイ楽器があった方がいいの?」という方
・「学校の楽器で十分かな?」という方
【目次】
[#a:title=①クラリネットとは?]
[#b:title=②マイ楽器が必要な理由は?]
[#c:title=③管楽器にはクセがある?]
[#d:title=④木管楽器は調整が命!]
===a===
①クラリネットとは?
クラリネットは主にアフリカ産の「グラナディラ」という硬い木材で作られた楽器で、リードと呼ばれる葦(あし)の板を振動させて音を奏でます。(グラナディラは非常に密度が高く、水に沈んでしまうほど!)
※グラナディラの他にも、管体樹脂製のモデルも存在します。
クラリネットにはE♭(エス)クラリネットやアルトクラリネット、バスクラリネットなど様々な種類がありますが、一般的に「クラリネット」と言えば、ソプラノクラリネット(B♭=ベー)を指します。
吹奏楽では・・・
・メロディーラインの演奏
・ソロパートの演奏
・多人数でのハーモニー(和音など)の形成
など様々な場面で活躍する楽器です。
「ラプソディー・イン・ブルー」や「シング・シング・シング」などで活躍している姿を見たことがあると思います。「せっかく吹くならメロディーが吹きたい!」「早い指回しに挑戦してみたい!」「柔らかく心地よい音色が好き!」という方にはクラリネットがおすすめです♪
===b===
②マイ楽器が必要な理由は?
あなたに合った楽器を探しましょう
身長、体格 肺活量、手の大きさ、口のかたち、口周りの筋肉など・・・、簡単に思いつくだけでもこれだけ違いがあります。「吹き手×楽器=音色」です。
・吹き手:吹き方や個性
・楽器:明るいor柔らかいなどの特徴
・音色:自分が目指したい音色
考えていくと非常に沢山の可能性があります!
マイ楽器をオススメする理由
さらに自分が「吹きやすい」「思ったように音が出せる」楽器を使うことで、演奏が快適になり表現力が増し「上達の近道になる」という事が、初心者の方や学生の方にマイ楽器をおすすめする理由です。
===c===
③管楽器にはクセがある?
管楽器は新品の状態から吹きこんでいくことで「クセ」が付くと言われています。※諸説あり
同じモデルの楽器でも吹きこまれた楽器は非常に響きが良かったり、息が入りやすいなどの良いクセが付いていく事があります。新品の楽器を買ったら「こういう音を出したい!」とイメージしながら練習を重ねることで、自分好みのクセを付けていき楽器と共に成長が出来るという楽しみもあります!
楽器のクセと自分の吹き方が合わないことも・・・
一方で何年も使用された学校の備品では、様々な人が様々な奏法で演奏してきたため、特定の音のピッチが取りにくかったりパーツが消耗していたりなど、自分には吹きづらいクセが付いている場合もあります。ストレスなく演奏をするためにも、ぜひマイ楽器をオススメします!
===d===
④木管楽器は調整が命!
木管楽器は「調整がしっかりと合っているか?」が、吹きやすさに大きな影響を及ぼします!どんなに高価な楽器でも、「タンポ(パッド)」と呼ばれる穴を塞ぐパーツが劣化していたり、調整が狂ってキイが塞がらないだけで音が出しづらくなってしまいます。また、クラリネットは天然の木材を使用しているモデルもあるため、環境に馴染むまでは管体にひびが入る「割れ」という症状が発生してしまうことも・・・
割れは修理ができますので、見つけたらすぐに練習をストップして楽器屋さんに持ち込んで下さいね。
学校備品が吹きづらいのは調整が原因かも?
長年調整されていない学校備品を吹いている方が、お店で新品の楽器を吹いた時に「吹きやすい!!」と感動される事もよくあります。マイ楽器の有無にかかわらず、定期的にメンテナンスを行い楽器を良い状態に保つことも、快適に演奏するための非常に大切です。
次回は30万円以下に絞った入門モデルのご紹介を致します!お楽しみに!