ステージマナーの手前のお話し【Green Ray Saxophone Quartet 連載企画 第1回】

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ステージマナーの手前のお話し【Green Ray Saxophone Quartet 連載企画 第1回】

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

みなさんこんにちは!

この度、管楽器PLAZAにGreen Ray Saxophone Quartetをゲストにお招きして、連載記事を執筆して頂く事になりました!

各メンバーによる独自の切り口で、様々な内容をお届けする予定です。

それでは早速第1回目、まいりましょう!


ステージに立つとき、自分は、演奏に集中したい。

聴いてくれる人には、演奏に集中してほしい。

そのために、どんな準備ができるでしょうか?

ステージで演奏に集中するために必要なのは、意外と“演奏以外”の準備かもしれません。

身だしなみに気をつけるだけで、自信を持ってステージに立てるかも!

今回は、いますぐできるステージで集中するための4つのポイントをお伝えします!

記事の最後には動画も載せているので見てみてくださいね。

1.足元までステージ仕様に!

まずはこの写真をご覧ください。

一見なんともない…?

うわ!結構ゴミや汚れが!

だいぶ誇張していますが笑

さて、意外と見落としがちな足元。

ステージが高いと最前列のお客さんは靴までしっかり見えちゃいます。

つま先がすり減ってたり、汚れてると目立つから、本番前に軽くチェックしておくと安心。

そして靴音。ヒールがすり減ってカチカチ鳴ったり、靴底がキュッキュ鳴ると自分も気になってしまいます。

よそ行きの靴は履いてて辛くないかも要チェック。

履きなれている靴のほうが安心感があるけど、改めて汚れなど確認してみてください!

靴を取り替えてみたよ!

スッキリしていて清潔感がありますね。

高さのあるステージでもばっちり!

2.衣装は快適さを優先!

この衣装、どう思いますか?

気合十分!でも装飾が…

演奏中邪魔になっているようです。

ジャラジャラ音が出るアクセサリーやおおぶりな装飾がついた服は要注意!

演奏中に気が散ったり、楽器に引っかかると困ることもあるから、事前に着て演奏してみるのがオススメです。

特にサックスだと、キーに服が引っかかることが多いから、動きやすくて引っかかりにくい服が安心。

スカートの長さも要チェック。あまりにも短いと、演奏中にそわそわしちゃうし、見る方もドキドキしちゃいます(笑)。

取り替えてみたよ!

楽器に衣装が干渉しない!

吹くときも快適!

3.持ち物は「少なめ&スマート」に!

さてさて、もう大変そうです。

無事セッティングできるのか?

ああ!リードケースを落としました!

もしもに備えて予備のリードやストラップ、中にはドライバーをステージに持っていくなんて人も!

ステージに上がるときは、なるべく荷物が少ないほうがスマート。

楽器と楽譜、ハンカチくらいにとどめたいですが、心配な方はポーチなどに必要なものを入れてバラけないようにしましょう。

楽譜もバラバラにならないように、バインダーに入れたりタブレットにしておくのもオススメ!

取り替えてみたよ!

すでにスマート。

落ち着いてセッティングできました!

4.髪型で演奏も変わる?顔周りをスッキリ整えよう!

特に髪の長い方は要チェックです!

髪をおろしたまま演奏するのも素敵ですが…

口元に髪の毛が入っちゃう!

髪が顔にかかると、演奏に集中できなくなるどころか音がでなくなることがあります…!

おしゃれもしたいですが、ワックスとかスプレーを使って、顔にかからないように工夫すると良いです。

演奏を聴いている人もお顔がしっかり見えているほうが好印象なこと間違いなしです。

こんな感じ!

スッキリして演奏の心配もナシ!

表情も良く見えて好印象。

おわりに

いかがだったでしょうか?

もちろん演奏する曲や会場によってもステージでの立ち居振る舞いは変わってきます。

部活や団体など、衣装が指定されていることもありますよね。

でもその前に、まずはお互いが気持ちよく過ごせるようにすることが大切だと思っています。

身だしなみを整えることが、音楽の楽しさを引き立てる第一歩。

今すぐできる小さな準備で、次のステージがもっと素敵になるはず。

ぜひあなたも、実践してみてくださいね!

実際にやってみた動画はこちら↓

この記事を書いた人は・・・

猪俣 明日美(いのまた あすみ)

サックス奏者、Green Ray Saxophone Quartetソプラノ担当。

音大卒業後、演奏で活躍していくためには見た目もとても大事だと気づき、パーソナルカラーやパーソナルスタイルアナリストの資格を取り、音楽家へ向けて見た目のコンサルティングを行っている。

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