<リガチャー>リガチャーについて知ろう④組み合わせ・応用編(全4回)

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<リガチャー>リガチャーについて知ろう④組み合わせ・応用編(全4回)

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みなさんこんにちは!
リガチャーについて知ろう!という切り口で始めた連載も、今回でいよいよ最終回となります。
リガチャーについて語り始めると、本当は何話でも書けてしまうくらい奥深い世界なのですが、一応?今回で一区切りとなります。
これまではリガチャーについての基本的な構造や素材について触れてきましたが、今回は、【あなたの欲しいリガチャーはどれ?】という事で、組み合わせによって得られる音や吹奏感の違いについて触れたいと思います。
※人によって感じ方に違いが出ますので、あくまでも参考程度にお読みください。


ここまでのお話し

■リガチャーについて知ろう①基本編
■リガチャーについて知ろう②ネジ編
■リガチャーについて知ろう③素材・仕上げ編

ネジ

その②でも触れましたが、ネジについておさらいです。
ネジは純締め&逆締めの2パターンがある事を覚えているでしょうか?
ここでも簡単に触れておくと・・・
【純締め】→ リードをしっかりと固定するため、吹奏感もしっかりとする傾向がある。
【逆締め】→ リードを軽く押さえるため、吹奏感が軽くなる傾向がある。
さらに、
ネジが2本よりも1本の方が更にリードを軽く押さえる構造になっておりますので、ネジの向きと本数で、ある程度の吹奏感が予想できるわけです。

形状

例1

例2

上に2つのリガチャーの画像をアップしました。例1よりも例2の方が、造りがガッシリしているのが分かると思います。・・・という事は、例2のリガチャーの方が吹奏感はしっかりとして、パワフルな鳴りを得られる傾向があります。

素材①

紐→ゴム→革→ワイヤー→金属の順で響きがパワフルになる傾向があります。

素材②

こちらは金属の中での違いについて触れておきます。
銅(コパー)→真鍮(イエローブラス)→銀(シルバー)→金(ゴールド)の順で音が明るくなる傾向があります。

本当に・・・本当にザっとですが、こんな感じです!

例えばこんな組み合わせ

軽快な吹奏感で柔らかいサウンド

逆締め+一本ネジ+ゴム製

軽快な吹奏感で明るいサウンド

逆締め+金メッキ仕上げ

しっかりした吹奏感でパワフルなサウンド

純締め+金メッキ仕上げ


このように、理想のサウンドや吹奏感で、ある程度リガチャーを絞り込む事ができます。
この他にもたくさんの組み合わせが考えられると思います。リガチャーは組み合わせ次第で様々なお好みのサウンドを追求する事ができるのです!そのため、音楽シーンに合わせてリガチャーを付け替える方もいらっしゃいます。深い深いリガチャーの世界へようこそ・・・・(笑)


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