<リガチャー>リガチャーについて知ろう①基本編(全4回)

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<リガチャー>リガチャーについて知ろう①基本編(全4回)

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。



みなさんこんにちは。
今回はサックス・クラリネット奏者の方にリガチャーについてご案内です!
そもそもリガチャーってなに?から始まり、ちょっとした上級テク?まで、
これを知っておくと、より演奏が楽しくなるかもしれない内容をお届けしたいと思います。

それでは、奥深いリガチャーの世界へ・・・・・


そもそもリガチャーってなに?



リガチャー(Ligature)とは、サックス・クラリネットが音を出す際に、リードをマウスピースに固定するための道具で、日本語では締め金(しめがね)なんてよばれております。
・・・が、しかし!!これがとんでもなく奥深いアイテムでして、ただリードを固定すれば良いわけではないのです。
今回は、そのあたりを掘り下げていきたいと思います。

取付方法

まずは基本を押さえておきましょう。
⓵ネックにマウスピースを取り付ける

⓶リガチャーをかぶせる

⓷リードを取り付ける

⓸下のネジから締める

⓹完成!!


この手順でおこなってください。


取付位置で吹奏感が変わる??

基本的な取付位置


↑こちらの画像をご確認ください。
マウスピースの側面に黒いラインが入っているのが見えるでしょうか?
このラインにリガチャーを合わせるのが、一番オーソドックスな取付方法です。
(リードが真ん中に来ている事も重要!)

ちょっと応用編

黒いラインより上に付けると?
吹奏感が軽くなると言われております。

黒いラインより下に付けると?
吹奏感が重くなると言われております。

その時のリードのコンディションや、出したい音、マウスピースとの相性などで微調整できるようになると、ワンランク上のリガチャー使いになれます!
ただ、これに関しては人によって感じ方に違いがある事と、あまり極端な位置に取り付けてしまうと、リードミスが発生しやすくなったり、演奏の妨げになってしまいますので、あくまでも適度に・・・という事でお試しください。

ネジの締め方

上記にも記した通り、リガチャーとはリードを固定するための道具なのですが、ネジをきつく締めすぎてしまうと、リードの振動を妨げてしまう事にも・・・。
そのため、適度な締め具合が求められます。

ネック側のネジ(下)
リードを固定させる役目を担っているのは、こちらのネジになります。とはいっても、キツく締めすぎてはいけません。軽くネジが止まる程度にします。

先端側のネジ(上)
先端側のネジは本当にかる~く止まる程度で良いです。
こちら側のネジをしっかり締めすぎてしまうと、リードの振動を妨げてしまいますので、「ちょっとゆるい?」くらいで良いかもしれません。

ただ上記にも記した通り、リガチャーは本当に奥が深いアイテムですので、人によってこだわりの取付方法があったりしますので、この記事と違う方法をおこなっている方も多くいらっしゃいます。色々試してみて、ご自身に一番合う方法を見つけるのも大切です。


今回はここまで

リガチャーについて知ろう⓵基本編は以上になります。
次回はリガチャーの機能について触れていきたいと思います。お楽しみに!!

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