皆さんこんにちは！
今回は、リード楽器奏者にとって音色を左右する大切なアイテム「リード」。
そんなリードに悩まされている方は多いのではないでしょうか。
「昨日までは良かったのに…」「1箱買っても、自分に合うリードは1～2枚程度…」と感じたご経験はありませんか？
この記事では、そんなリードの状態が少し良くなるかもしれない、リードに関するアイテムをご紹介いたします。
リードが吹きづらい（厚い・雑音がする）かもという時
ヤマハ／リードトリムペーパー
リードを削るのに最適な粗さの紙やすりです。
削るのは裏面のみ。平らなところにやすりを置いてリードをシュッと軽い力で削ります。
Vandoren／リードリサーリフェイサー
トリムペーパーは消耗品ですが、こちらはガラス製のやすりですので洗ってお使いいただけます。
またスティックが1本付属しているので表面の微調整も可能です。
大和製砥所／♭ふらっ砥
リード調整用の砥石。長方形タイプとスティックタイプの2種類あるので、表面・裏面とそれぞれお使いいただけます。
粗さも、細かいタイプ：Brillante／粗いライプ：Moderatoの2種類ございます。
リードが欠けてしまった、柔らかいかもという時
Vandoren／リードカッター
リードの先端をカットする為の専用工具。
先端が薄く柔らかくなりすぎた、欠けてしまったリードをカットすることで、元通りの左右バランスのとれた状態を取り戻すことができます。
※リードの形状によってカッターの品番が異なりますので、ご使用の際はご注意ください
今あるリードを良い状態に保つために
D’Addario／REED VITALIZER
リードケース内を湿度72％に調整可能な、リードを安定して保存できるアクセサリーです。
保存する湿度を一定にすることで、コンディションを保つことが期待できます。
正直リードの調整って大変そう・・という方へ
「自分で調整できると言っても、リード選びに時間を取られるのもなぁ」という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方には、樹脂リードという選択肢もおすすめです。水分・湿度の影響を受けにくく、バラつきが少ない傾向にあるため、よりストレスの少ない演奏を目指せます。
当社オリジナルブランド EMUL からは、従来素材の「ケーン」と「樹脂」を混合した、新タイプのハイブリッド素材のリードも発売されていますので、ぜひ一度お試しください。
↓EMULハイブリッドリードに関する記事はこちらをご覧ください↓
まとめ
いかがでしたか？
自分に合った「当たり」のリードが見つかると、練習もぐっとはかどりますよね。これから乾燥の季節になり、ますますリード選びが難しく感じられるかもしれません。
ぜひご紹介したアクセサリーを活用していただき、ご自身に合ったリード調整の方法を見つけてみてくださいね。
岩田屋福岡店 管楽器アドバイザー 田中 美織（たなか みおり）
クラシックサックスを専門に学んできた経験を活かし、プレイヤー目線でのご案内を心がけています。また、当店はクラシック楽器専門店で、管楽器技術者も常駐しております。
管楽器のお困りごとや楽器選び、メンテナンスのご相談など、どうぞお気軽にお声がけください。
