管体には薄い0.60mmの板を採用し、新たに開発されたオリジナルのバルブケーシングを備えています。全ての枝管の接続角度やボアサイズ、スライドの巻き方やつなぎ目などを完全独自設計しており、どの音域でも音程やバランスが良く、本来の響きを充分に発揮できる楽器となっています。ソロをはじめフルオーケストラから金管アンサンブルまで、あらゆる演奏形態に対応可能な汎用性の高いモデルです。

開発に携わったのはヤン・ルフラン氏(フリーランステューバ奏者/仏)と、マイケル・シュリュッセル氏(スイス・ルツェルンの21世紀シンフォニーオーケストラ所属テューバ奏者)です。2人ともヨーロッパ全土やアメリカなどでもクリニックを行っているプレイヤーです。
ヤン・ルフラン氏は楽器デザイナーとしても能力が高く、“マーリン”は彼のアドバイスに従って、音響的にも良い効果が得られるように軽量化が図られています。今までのウィルソンのどのテューバも参考にしていない、全く新しいコンセプトで設計されました。
ヤン・ルフラン氏の設計に対する“注文”は数多く、難しい要望も多かったそうですが、ウィルソン社のカート・クラート工場長と共に何度も改良を加え、ルフラン氏もその出来栄えに満足するような楽器に仕上がりました。ウィルソン社が自信を持ってお勧めする楽器です。
“マーリン”という名前は、ユダヤ人作曲家のカール・ゴルトマルクが作曲したオペラ『シバの女王』(グノー作曲のシバの女王ではありません)に登場する伝説の魔術師の名に由来しています。
型名 |
3060FA5 |
仕上げ |
ラッカー |
JAN |
4514997612703 |
販売価格 |
¥2,420,000(税込) |
型名 |
3060FA5S |
仕上げ |
銀メッキ |
JAN |
4514997612710 |
販売価格 |
¥2,618,000(税込) |
- サイズ 4/4
- ロータリー数 4ピストン 1ロータリー
- ボアサイズ 19mm(1-3)、20mm(4)、20.5mm(5R)
- ベルサイズ 440mm
- 付属品 ソフトケース
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