さあ4月に入り、いよいよ新学期&新入学のシーズンとなりました!
中学・高校・大学等へ進学し、新たなステージで吹奏楽をスタートする方、今年から初めて後輩の指導をする方、最高学年になってパートリーダーを任される方など、色々と環境の変わる時期ですが、今回は<これから吹奏楽を始める方>にフォーカスしてみようと思います。
お父さん・お母さん・新入部員必見!?
吹奏楽部の年間の流れを知ろう!
吹奏楽部は年間を通してとっっっても忙しい部活です!
- 入部したらまず何をするの?
- 用意するものは?
- このタイミングでやっておきたい事!
- 年間最大のヤマ場はどのタイミング?
- ちょっと息抜きできるタイミング(笑)
- 求められる役割が変わるタイミング 等・・・・
今回は4月から順に、吹奏楽部の大まかな流れをご紹介いたします♬
※地域や学校によって違いがあります。
4月(スタート!)
- 新入生の仮入部がスタート。
※早い学校では4月中に本入部まで行ってしまう所もあるようです。
- お目当てのパートを見学するのはもちろん、新たな楽器との出会いもあるかも?
- 吹奏楽未経験者は、ここで初めて耳にする生演奏で、だいたい心を鷲掴みにされる。
5月(入部・パート決め)
- 新入生の本入部。そして運命のパート決めなど、
新入生にとっては、ここで3年間のパートナーが決まる大事な月!
- 楽器初心者の部員は、まずはマウスピースのみで音出しの練習。
「え?楽器吹かせてくれないの?」とガッカリしつつも、
マウスピースだけでの音出しの難しさに直面し、現実を知る。
- 部活によっては、新入生の体力づくりの一環として、走り込みや腹筋などの中々ハードなトレーニングをやる場合も。楽器の演奏は体力勝負だと思い知る。
- メモ用紙を片手に楽器店にお手入れ用品を購入に来る新入生が目立つようになる。
※詳しくは島村楽器オンラインストアをご覧ください。
- 個人持ちの楽器を購入する人が増える。
※楽器購入をご検討の方は管楽器フェスタホームページをご覧ください。
- 吹奏楽コンクールで演奏する曲を決める学校が多い。
6月(練習練習練習!)
- ひたすら練習!
- 最初はマウスピースだけだった初心者の新入部員も楽器を使っての練習が始まっており、ある程度音が鳴るようになってきている。簡単な曲が吹けるようになり、この上ない達成感を味わう。
- 吹奏楽コンクールで演奏する曲が、だんだん形になって来る。
- 大きな本番はないが、地域単位の演奏会やイベントに出る事も。
- (木管楽器)日によって音を鳴らす際のコンディションが定まらず思い悩むが、実は梅雨時の湿気が影響している事を知り、「リードの管理は大切なんだ!」と知る。
7月(コンクール!吹部の繁忙期!)
- もう吹奏楽コンクール一色!
吹奏楽コンクールの地区予選が始まる。
- コンクールが近付くにつれ部内がピリついてくるが、先輩たちはそれを楽しんでいる節がある。
- 気合の入った部活だと合宿がある。
- なぜかコンクール前に突然楽器のコンディションが悪くなり、「もっと早いうちから点検に出しておけば良かった・・・」と後悔する部員が多発する(←これ本当です!)
※管楽器のメンテナンスは島村楽器の管楽器リペアサイトをご覧ください。
- 部活によっては野球応援に駆り出される場合もあり、そこで新たな吹奏楽の魅力を知る。
(クラリネットパートの人は、猛烈にプラ管の楽器が欲しくなる)
※プラ管→樹脂素材でできたクラリネットのこと。
- 外部会場への楽器運搬で力仕事が発生する際、一瞬だけ男子部員がヒーローになる。
- 期末試験がある事を思い出し、慌てて勉強を始める。
8月(夏休み)
- たいていの部活は7月下旬の地区大会で吹奏楽コンクールは終了しているが、都道府県大会や支部大会に勝ち進んでいる部活は、更に気合が入る。
- 地区大会でコンクールが終了した部活は、つかの間の休息をとる。
- 休み中、家で楽器の音を出して親に怒られる。
- 7月はコンクールの練習で忙しかったため、ここで一気に夏休みの宿題をやっつける。
9月(学園祭)
- 学園祭に向けての練習が本格化する。
※新入生は、ここで初めてクラシック以外の曲を演奏する機会が訪れる事が多く、新たな魅力を知る。
- 吹奏楽コンクールに参加できなかった初心者部員が合流してきて、合奏の際、一気に音の厚みが増す。
- 学園祭での演奏を最後に、3年生部員が引退する。
10月(新体制のスタート)
- 吹奏楽コンクールの全国大会が開催される
- アンサンブルコンテストに向けた練習が始まる。
- 新しい部長が選出される。
- 3年生の引退に伴い、先輩が使用していた楽器が後輩に引き継がれて来て、ちょっとグレードアップする!
11月(アンサンブルコンテスト)
- マーチングコンテストの全国大会が開催される。
- アンサンブルコンテストの地区大会が始まる。
- 個人持ちの楽器を購入する人が増える②
12月(定期演奏会など)
- 定期演奏会をやる学校が多い。
- 期末試験がある事を思い出し、慌てて勉強を始める。
1月(お年玉で装備補強?)
- 正月に貰ったお年玉で、前から欲しかったちょっと高めな管楽器アクセサリーを購入する。
- 吹奏楽部のシーズンオフに入るため、自分のペースで個人練習に専念する時間ができる。
- 大きな本番を控えていない部活は、このタイミングで楽器のメンテナンスに出す。
※管楽器のメンテナンスは島村楽器の管楽器リペアサイトをご覧ください。
2月(シーズンオフ)
- 気温が低く、楽器の音程が下がってしまい困る。
- 女子部員比率の高い吹奏楽部の中で、数少ない男子部員は「バレンタインデーにチョコを貰い過ぎてしまったらどうしよう・・・!」と、一瞬だけ無用な心配をする。
- シーズンオフにも関わらず、学年末試験がある事を忘れ、来年こそは勉強も頑張ろうと心に誓う。
3月(新年度への準備)
- アンサンブルコンテストの全国大会が開催される。
- 卒業式・新入生歓迎会などの練習が始まる。
- 定期演奏会をやる学校が多い。
- 新入生を迎える準備が本格化する。
地域や学校によって多少変わりますが、このような感じになります。
時期によって様々な楽しみ方ができるのも吹奏楽の魅力です。
知れば知るほど嵌まり込む、まさに沼・・・。
今後は各シーズン毎にもう少し掘り下げた記事を随時配信していきます。
奥深い吹奏楽の世界をお楽しみください!!