演奏中、「あれ?次はどこを演奏するんだ?」「どこに戻るんだっけ⁈」と迷った経験はありませんか?
楽譜を短く分かりやすくするために使われる「繰り返し記号」。ルールさえ覚えれば、パズルのように楽しく読み解けるようになりますよ♪
リピート記号
同じ内容の楽譜を繰り返し演奏する時に出てくる記号です。それぞれ内側に2つの●がついていて、線の左側に●が付いている小節まで演奏したら、線の右側に●がついている小節まで戻って同じ内容を演奏するという流れになります。


例題①

答え①
A→B→C→D→E→D→E
「1番カッコ」と「2番カッコ」
リピート記号を使って演奏するとき、リピートの最後の部分の楽譜が異なる場合にでてきます。1回目は1番カッコを演奏し、リピートで戻って1番カッコの前まで演奏したら2番カッコに飛んで演奏する流れとなります。
例題②

答え②
A→B→C→D→C→E→F
例題③

1番カッコのところに「1.2.3」、2番カッコの方に「4」と数字が入っていますが、落ち着いて楽譜を読み解いていきましょう。
この場合、例題①と仕組みは同じですので、1~3回目まではリピート記号に従って繰り返し、4回目に差し掛かったところで「4」と書かれたカッコに飛びます。
答え③
A→B→C→D→C→D→C→D→C→E→F
「D.C.(ダ・カーポ)」と「D.S.(ダルセーニョ)
| 読み方 | 意味 | |
| D.C.「da capo」 | ダ・カーポ | 曲のはじめに戻る(capoは、イタリア語で「頭」「冒頭」の意味) |
| D.S.「dal segno」 | ダルセーニョ | セーニョに戻る(segnoは「印」「サイン」を意味) |
dal segno(ダルセーニョ)のsegnoは「印」「サイン」を意味しているため、D.S.「dal segno」(ダルセーニョ)が出てきたら、「印に戻る」という意味になりますが、その印とは・・・・

読み方はそのままセーニョ。D.S.「dal segno」(ダルセーニョ)が出てきたら、↑の記号セーニョに戻ります!
例題④

答え④
A→B→C→D→E→F→B→C→D
例題⑤

答え⑤
A→B→C→D→E→F→A→B→C
D.C.やD.S.で曲のはじめや途中に戻ったあとは、「Fine(フィーネ)」と表記されているところで演奏は終了します。
また通常、音符や休符の上に書かれ、程よく伸ばすという意味があるフェルマータも、複縦線・終止線の上に書かれている場合は、曲の終わり「Fine」と同じ意味をもつ記号となります。
「Coda(コーダ)」と「To Coda(トゥ・コーダ)」
| 読み方 | 意味 | |
| Coda | コーダ | 曲のエンディングを指す |
| To Coda | トゥ・コーダ | コーダに行く |
Coda(コーダ)とTo Coda(トゥ・コーダ)は、D.SもしくはD.Cで戻ったあと、2回目の演奏で適用となる記号です。
例えば、D.C.で曲の最初に戻り、そこから演奏を続けて、To Coda(トゥ・コーダ)が出てきたら、Coda(コーダ)へ飛ぶという演奏順になります。
コーダは記号で書かれることもあります!↓

1回目の演奏でTo CodaからCodaへ飛んでしまうと、その間に書かれている大切なメロディを飛ばしてしまうことになりますので、お気をつけくださいね。
例題⑥

答え⑥
A→B→C→D→E→F→B→C→G→H
まとめ
いかがでしたか?
はじめて楽譜を見る方は、音符以外に色々な記号や文字があり、最初は戸惑ってしまうかもしれません。でも、一つひとつ確認していけば、必ず読み解けるようになります!お持ちの楽譜に、次に進む場所を鉛筆でメモしたり、付箋を貼ってみたり……。
もちろん、この記事を読み返しに来ていただくのも大歓迎です!ご自身のペースで、音楽を楽しんでいきましょう♪
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岩田屋福岡店 管楽器アドバイザー 田中 美織(たなか みおり)

クラシックサックスを専門に学んできた経験を活かし、プレイヤー目線でのご案内を心がけています。また、当店はクラシック楽器専門店で、管楽器技術者も常駐しております。
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