こんにちは!今回は「クラリネットって全部同じに見えるけど、どうやって選んだらいいの?」という皆さんの疑問に応えるべく、選び方のポイントを解説します!
前回のお話し
そもそもマイ楽器は必要?という方は、こちらの記事も合わせて読んでみてください。
■マイ楽器は必要?楽器を買う前に知ってほしいこと
この記事はこんな方におススメ!
・これからクラリネットを始める方
・同じように見えて選び方が分からないという方
・子供に「クラリネットが欲しい」と言われた親御さん
【目次】
①クラリネット選びのポイントは?
②使用する目的は?
③今後何年使う?
④ヤマハとクランポンの違いは?
①クラリネット選びのポイントは?
クラリネットを購入するための予算はもちろんですが、大まかに
・使用する目的は?
・今後何年使う?
・自分の好みの音色か?
この3つを組み合わせて選ぶのがおすすめです。
②使用する目的は?
まずは「どのようなシチュエーションや環境で楽器を演奏するか?」に合わせて考えていきましょう。
吹奏楽部で演奏する場合
学校によっては指定のメーカーやモデルがある場合や、「このモデルより上の物を買ってください」など指定がある場合があります。
例えばコンクール上位入賞校では「ヤマハのカスタムモデル指定」「クランポンのR13指定」という場合もありますので、今後の進路等も考えながら選ぶ必要があるかもしれません。
まずは顧問の先生に相談してみましょう!
外で演奏する場合
吹奏楽部は炎天下での野球応援やパレード、マーチングなど外で演奏する機械もよくあります。
天然の木材であるグラナディラは、外気と管内の温度差によって割れてしまう可能性があるため、外で演奏する時だけ通称プラ管(YCL-255などの管体樹脂製の楽器)を使用する場合もあります。
趣味で演奏する場合や学校指定のモデルがない場合は、いろいろな楽器に触れて自分にピッタリの楽器を探しましょう!
③今後何年使う?買い替えのタイミングは?
管楽器は、人生で何度も買い替えるものではありません。
ベテランプレイヤーさんの中には「高校の時に買ってもらった楽器を20年以上使用している」という方もよくいらっしゃいます。
購入や買い替えをするタイミングは、
1.中学や高校でマイ楽器が欲しくなったとき(約15万円以上)
2.高校に進学するときや、コンクール上位入賞を目指すとき(約20~30万円以上)
3.社会人になって楽団に入ろうと思ったとき(ピンキリですが約30万円以上)
4.音楽大学の受験や入学後にプロモデルが欲しくなったとき(約50万円以上)
など、主にこの4つのタイミングで買い替えを検討するのが一般的です。
(お値段はあくまで一般的な参考価格として記載しています)
初めから良いものを買った方が実は安く済む?
ご予算に余裕がある場合は「初めから良い楽器を購入して長く使った方が、結果的に安く済むかも?」という事を見据えて、中学生や高校生のうちから上位機種を購入されるお客様も多くいらっしゃいます。
もちろん「高校進学時や楽団に入るときに今持っている楽器でも問題ない」という場合もあり、必ず買い替えが必要という訳ではありませんのでご安心ください。
・しっかりと吹けるようになってから自分にぴったりの楽器を探すのか?
・長く使うことを見越して初めからランクの高い楽器を選ぶのか?
どちらが自分に合うか考えてみてください!
④ヤマハとクランポンの違い
日本が誇る総合楽器メーカーのヤマハ。
世界的に人気のあるフランスのビュッフェ・クランポン。
主にこの2つのブランドを比較して検討される方がほとんどです。
同じメーカーでもモデルによって細かな違いはありますが、おおまかに
ヤマハ:明るくクリアな音色、適度な抵抗感があり音が安定しやすい
クランポン:柔らかく豊かな音色、抵抗感が軽く繊細な表現が可能
と表現されることが一般的です。
※人によって感じ方が異なりますので、参考程度にお読みください。
ぜひ店頭での吹き比べの際に、
・直感で吹きやすいと感じたのはどれか?
・好みの音色はどれか?
・低音や高音の鳴らしやすさはどうか?
などを考えながら是非吹き比べてみてください。
島村楽器では、皆さんの疑問にお応えするべく管楽器専門のスタッフも多数在籍しています!
お困りのことがございましたら、ぜひお近くの島村楽器へお問い合わせください。
次回はいよいよ30万円以下の吹奏楽部おすすめの6モデルをご紹介いたします!
お楽しみに!